肩の痛み

肩こり改善しているサイン?揉み返しと好転反応について

「マッサージしてもらったところが痛い」

「肩こりが解消できると思ったのに...」

整体院やマッサージ店を利用したことのある方は、”揉み返し”という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

揉み返しとは、施術後に揉んでもらった場所の痛みや、身体全体の不快感のことをいいますが、揉み返しには悪い揉み返しと、良い揉み返しがあるのはご存じでしょうか?

筋肉の損傷による炎症からくる揉み返しと、身体が正常にもどっていく過程から現れる揉み返し(好転反応)があり、それぞれ対処方法も異なります。

今回は揉み返しと好転反応の違いと、それぞれの対処法について紹介していきます。

 

揉み返しとは?

揉み返しには2種類あり、筋肉の損傷による炎症が原因の揉み返しと、身体が正常にもどっていく過程から現れる”好転反応”があります。

よく混同されてますが、揉み返しは身体に異常があるサイン、好転反応は身体が回復しているサインであり、症状が現れる過程もまったく違います。

 

筋肉の炎症による揉み返し

揉み返しは、施術により過度に身体を刺激することで筋肉が傷つき、炎症を起こしている状態で、怪我の一種になります。

原因として、施術する側の技術不足や、本人の体質の問題があげられます。

 

揉み返しの症状

揉み返しの症状として下記のような症状があります。

○マッサージを受けた場所の痛み

○肩こりが余計にひどくなった

○頭痛がする

○吐き気がする

施術する前よりも症状が悪化していたり、我慢できないような不快感が3日以上続いた場合は、揉み返しである可能性が高いです。

 

揉み返しの対処法

揉み返しは筋肉の炎症が原因となっているため、アイシングが効果的です。

痛みのある場所を冷やすことで、痛みの原因となる細胞の発生を抑えることができます。

氷をいれた袋をタオルで巻き、患部を10〜15分を目安に冷やし、1日に2〜3回行えると理想的です。

3日ほどすると炎症も引いて、痛みの原因となる細胞の発生も減少してきます。

まだ痛みがある場合は患部を温め、血行を良くしていきましょう。

 

良い揉み返し 好転反応

好転反応は、マッサージ等を行うことで歪んでいた部分が改善され、老廃物の排出など正常な状態に戻ろうとする時に現れる反応です。

この反応には個人差はあり、慢性的な肩こりや蓄積した不要なものが多い方ほど反応が出やすいといわれています。

 

好転反応の症状

好転反応によって発生する症状は下記のことがあげられます。

○急激な倦怠感

○発熱

○痛み・痒み・炎症

○発汗・排便

好転反応の場合は、揉み返しと違って数日で症状は軽くなり、肩が軽くなるなどスッキリとした感覚になることが多いです。

 

好転反応の対処法

施術後に好転反応がでた時の対処法として

○水分を多めにとる

○身体を温める

○安静に過ごす などが挙げられます。

多めに水分をとり安静に過ごすことで血行は改善し、全身の細胞に酸素や栄養がいきとどき、老廃物の排出もスムーズに行うことができます。

 

好転反応の時にやってはいけないこと

好転反応の症状がでた時、不快に感じたからといって、薬を使い症状を抑えるのはよくありません。

好転反応は身体を正常に戻す過程で現れている症状であるため、薬で抑えてしまうと、施術前の状態に戻ってしまう可能性があります。

 

まとめ

今回は揉み返しと好転反応の違い、それぞれの対処法を紹介しました。

揉み返しは身体に異常があるサイン、好転反応は身体が回復しているサインです。

簡単な見分け方として、症状が3日以上続いていれば、揉み返しである可能性が高くなります。

いずれの症状も、もし我慢できないような症状であれば、病院に受診するようにしましょう。

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