椎間板ヘルニアになったらどのような運動を避ければ良いのでしょうか?
腰の痛みや足の痺れを増強しないためにも、NGな運動を知っておいた方が役に立ちます。
この記事では、椎間板ヘルニアでやってはいけない運動だけでなく、おすすめの運動を紹介していきます。
ぜひ、ご覧ください。
そもそも椎間板ヘルアとは?
そもそも椎間板ヘルニアとは、椎間板に異常がでてしまった結果、神経を圧迫してしまう疾患のことを言います。
より具体的にいうと椎間板がなんらかの原因によって破れてしまい、中にある髄核が飛びてしまう。それによって神経を圧迫してしまい、痛みが痺れを出現させてしまうのです。
また、椎間板ヘルニアは発生する部位によって名称が異なります。
- 頚椎で飛び出した場合は「頚椎椎間板ヘルニア」
- 胸椎で飛び出した場合「胸椎椎間板ヘルニア」
- 腰椎で飛び出した場合「腰椎椎間板ヘルニア」
このような名称になっています。
正確な診断は整形外科でできるの、気になる方は受診をしてみましょう。
ココに注意
ちなみにヘルニアになったからといって必ず症状がでるわけではありません。
無症状の方でもヘルニアを抱えているケースはかなり多いので、不安になりすぎなくて大丈夫ですよ。
椎間板ヘルニアで避けたほうが良い運動は?
椎間板ヘルニアになったら注意しなければいけないのは、
- 息を止めるほど強い力を出さなければいけない運動
- 体の片側だけを使う運動
です。
上記のような運動を行ってしまうと腰部や椎間板にダメージを与えてしまうことになり、症状が悪化してしまうかもしれません。
具体的な競技名でいうとウエイトリフティング、ゴルフ、テニス、ボウリングなどが該当しますね。
椎間板ヘルニアにおすすめの運動
ここからは椎間板ヘルニアの予防におすすめの運動を紹介します。
ウォーキング
最もおすすめなのがウォーキングです。
理由としては、腰への負担も少なく準備も必要ないから。そして、運動量も自分で調整できるため継続しやすいのも良いですね。
時間としては15分以上を目安に行うと良いです。最初は毎日でなくても、週2〜3回程度でOK。
慣れてきたら30分以上にするとより効果的ですよ。
下半身だけでなく全身の運動になり、さらに心肺機能の向上にも繋がります。
水泳
水泳は脊柱を安定させ柔軟性を高めてくれるので、泳ぐのが苦手じゃなければ取り入れましょう。
ウォーキングよりも運動量を確保できるので、しっかり鍛えたいという方にはおすすめです。
しかし、全力で取り組むと運動強度が高くなりすぎてしまうので症状を見ながらやりましょう。頻度は週2~3回ぐらいがちょうど良いかもしれません。
自転車
自転車もおすすめの運動です。
足とお尻の筋肉を強化してくれるので症状予防に良いですね。
自転車は痛みが出やすそうに思いますが骨盤の角度が直立に近くなるので、実は痛みが出にくい運動と言えます。
ストレッチ
自宅で簡単にできるストレッチもヘルニア患者が取り入れやすいのでおすすめです。
ストレッチは誰にでも無理なく出来るので自身のレベルに合わせて行いましょう。いきなり沢山行なうのではなく、少しずつ実施時間や強度を上げると良いですよ。
まとめ
椎間板ヘルニアの症状を良くするためについつい運動を頑張り過ぎてしまうと、逆効果になってしまうかもしれません。
注意点は「力を使いすぎる運動がNG」ということ。腰に負担がかかりすぎてしまうと、痛みやしびれが出やすくなってしまう可能性があります。
どんな運動もヘルニアを発症している場合無理は禁物です。自身に合う運動を見つけて無理なく行っていくことが大切です。