腰の痛み

椎間板ヘルニアは勝手に治る?自然治癒するまでの期間と症状の経過

腰痛や足のしびれが出現してしまう腰椎椎間板ヘルニア。

軽い症状で治まる場合もあれば、日常生活に支障をきたしてしまうレベルまで様々な状態が存在します。

手術という選択肢もありますが、できれば勝手に治ってほしいというのが本音。でも、椎間板ヘルニアが自然治癒することって現実にありえるのでしょうか?

そこで本記事では、

  • 椎間板ヘルニアは自然治癒するのか?
  • 自然治癒するまでの期間
  • 椎間板ヘルニアの治療法

について詳しく解説していきます。ぜひ、ご覧ください。

椎間板ヘルニアとは?椎間板が破れて髄核が飛び出てしまった状態

詳しく報告はありませんが、人口の約1%が椎間板ヘルニアになっているという報告があります。

つまり100万人以上が椎間板ヘルニアになっているという計算です。腰痛や足のしびれを発生させてしまう疾患の中でも非常にありふれたものであり、多くの方が症状に苦しんでいます。

そもそも椎間板ヘルニアとは、「椎間板という組織が破れてしまい、中の組織(髄核)が飛び出してしまった状態」のことを言います。

腰で起これば腰椎椎間板ヘルニア、首で起これば頚椎椎間板ヘルニアです。

傾向として20〜40歳代の男性の方が椎間板ヘルニアにかかりやすく、女性の2〜3倍程度多いという報告も。

症状が悪化すると手術を行わなければいけないこともあり、ありふれた疾患でありながら、毎日の生活に大きな影響を与えてしまうものでもあります。

そんな椎間板ヘルニアですが、時間がたてば自然に治癒することはありえるのでしょうか?

椎間板ヘルニアは自然治癒するの?

結論からいって、椎間板ヘルニアは自然治癒する可能性はあります

もちろん全てが勝手に治るわけではありませんが、一部の種類の椎間板ヘルニアに関しては3ヶ月ぐらいで自然に小さくなり症状が改善することがあるのです。

もう少し具体的にいうと、椎間板ヘルニアを分類したときに

  • 1つのタイプでは70%以上の割合で自然治癒した
  • もう1つのタイプでは30%程度の割合で自然治癒した

と、いう報告があります。

つまり椎間板ヘルニアがどのような状態になっているかによって自然治癒しやすいかどうかが決まってくるのです。

どのくらいの期間で症状が良くなるの?

椎間板ヘルニアが自然に小さくなるまでの期間について詳しく解説します。

結論からいってしまうと、椎間板ヘルニアのタイプによって自然治癒するまでの期間が大きく異なります

3ヶ月以内に椎間板ヘルニアが小さくなったという報告もあれば、3ヶ月以上かかって変化がでてというケースも。

また、椎間板ヘルニアのタイプによっては6ヵ月経過してもほとんど変わらなかったということすらあります。

つまり、椎間板ヘルニアが自然に治るかどうかは「どんな状態になっているのか?」によって決まってくるのです。

椎間板ヘルニアは放置しておいても大丈夫?

以上のことを踏まえて椎間板ヘルニアの対策を考えると、「できるだけ放置しない方が良い」ということが言えるでしょう。

たしかに椎間板ヘルニアのタイプによっては自然治癒する可能性が高いものもあります。

しかし、自分自身で椎間板ヘルニアがどのような状態になっているかを判断することができません。そのため、放置しておいて症状が悪化し余計に治りづらい状態になってしまうこともあるのです。

そのため、椎間板ヘルニアになったらできるだけ早期に治療を行なったほうが悪化するリスクを下げることができると言えそうです。

椎間板ヘルニアの治療法

ここからは椎間板ヘルニアの治療法を紹介していきます。

代表的な治療法は以下の3です。

  • 温熱療法
  • 運動療法
  • 手術

ひとつずつ解説していきます。

温熱療法

痛みがある部分を温めることによって、筋肉の緊張を緩め、血液循環を良くすることを期待した治療法です。

椎間板ヘルニアは神経が圧迫され症状がでるだけでなく、周りの筋肉が緊張してしまい症状が悪化してしまうことも多いと言われています。

そのため温熱療法によって患部を温めることで痛みの軽減が期待できます。

ココに注意

炎症がある場合、温熱療法を行うと症状が悪化してしまうこともあります。急に起こった椎間板ヘルニアなどには注意が必要です。

また、自分だけの判断で患部を温めるのは危険なためやめましょう。

運動療法

運動療法も効果的だと言われています。

動かしづらくなった関節や緊張した筋肉をほぐすことによって、症状が軽くなることが期待されます。

整形外科で専門的な運動療法を受けられることもありますよ。

また、予防目的なら定期的なストレッチやウォーキングがおすすめです。体重増加も防ぐことができ、体全体の血液循環も良くなることで症状の改善を目指します。

手術

保存療法(手術を行わない治療法)で症状の改善がしなければ手術が検討されます。

また、重度の椎間板ヘルニアも手術の対象です。ちなみに重度の椎間板ヘルニアとは、足が麻痺して動かしづらくなったり、排尿障害が起こったりしてしまう状態のことを言います。

手術をするかどうかはどの程度生活に支障が出ているか、症状のひどさなどから総合的に判断されます。

ココに注意

現在では、日帰り手術が実施できることもあるほど椎間板ヘルニアの手術法は進歩しました。

しかし、体にメスを入れることにが変わりないので慎重に検討することが重要です。

まとめ

椎間板ヘルニアに一度でもなったら、もう治らないというわけではありません。

状態によっては3ヶ月程度で自然に治ることもあります。

しかし、椎間板ヘルニアのタイプによって自然治癒しやすいかどうかが決まってくるため、「椎間板ヘルニアは放置しておいても大丈夫」というわけではありません

専門機関を受診し、適切な診断を受けることが大切です。

また、当院でも椎間板ヘルニアの施術に力を入れています。腰の痛みやしびれにお困りのかたはご相談ください。

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