腰痛を引き起こす疾患の中でもしびれを伴う厄介なものが腰椎椎間板ヘルニアです。
しびれが強いと日常生活や仕事にも大きな影響を与えてしまうので、できるだけ早く治したいですよね。
この記事では腰椎椎間板ヘルニアの炎症期間について詳しい解説していきます。ぜひ、ご覧ください。
腰椎椎間板ヘルニアってなに?
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰骨の間にある椎間板(クッションのようなもの)が破れてしまい中の組織が飛び出してしまった状態。
飛び出した組織は神経を圧迫し、それによって痛みやしびれが出てしまうと言われています。
日本では100万人以上が椎間板ヘルニアになっていると報告されており、多くの方が足のしびれや腰痛に悩まされています。
しかし、その症状はしびれや痛みがあるけど日常生活は問題ないというレベルから、手術をしないと辛すぎというレベルまで様々です。
腰椎椎間板ヘルニアの炎症期間
腰椎椎間板ヘルニアの炎症期間は人によって異なりますが、一般的には3ヶ月程度だと言われています。
この3ヶ月という期間は破れてしまった椎間板が治るのに必要な時間。しかし、場合によっては半年や一年かかるケースもあり実際の炎症期間は個人差がかなり大きいようです。
腰椎椎間板ヘルニアにもいくつかの種類があり、どのような状態になっているかでその後の治り方や炎症期間が決まってきます。
そのため炎症が治るまでの目安は3ヶ月程度ですが、一概には言えないというのも事実です。
椎間板ヘルニアは放置して大丈夫?基本的に放置はNGな理由
一度ヘルニアになったとしても、自然に治る可能性もあります。先述したように、腰椎椎間板ヘルニアにはいくつかの種類があるため、場合によっては自然に治ってしまうこともあるのです。
椎間板ヘルニアが良くなるのに伴い症状が徐々に和らぎ、日常生活も楽になっていくでしょう。椎間板ヘルニアと診断されると手術を頭に思い浮かべる方も多くいますが、決して治らない症状ではないのですね。
しかし、だからといって放置しておいた方が良いわけではありません。
なぜなら、あなたの抱えている腰椎椎間板ヘルニアが自然治癒するパターンなのかのどうかの見極めが難しいからです。自然治癒に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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椎間板ヘルニアはなぜ起こるの?
腰椎椎間板ヘルニアは様々な要因が重なって起こるものと考えられており「これだ」という原因はありません。
しかし、有力な候補としては
- 食事・栄養
- 生活習慣
- 日常生活の動作
だと言われています。
ひとつずつ解説していきます。
食事・栄養
腰椎椎間板ヘルニアは腰骨の間にある椎間板(クッション)が破れてしまった状態。これら椎間板は体からの栄養を元に作られています。
そのため、栄養バランスが崩れていると椎間板ヘルニアになりやすいと言われています。また、炎症が治るまでの期間も栄養が満たされているかどうかで決まってくるのです。
栄養を元にして体が作られていること、自然治癒の作用は栄養を元にして動いていることを考えると当然と言えば当然かもしれませんね。
生活習慣
生活習慣も腰椎椎間板ヘルニアに関係があります。睡眠不足や喫煙、運動不足はヘルニアの発症確率をあげる可能性があるでしょう。
実際に生活習慣が乱れている方ほど、腰椎椎間板ヘルニアになることが多いような印象を受けます。
腰に起こっている症状とはいえ、全身の健康状態を密接に関連していることを覚えておきましょう。
日常生活の動作
仕事で重たいものを持つことが多い方やデスクワークの方は腰椎椎間板ヘルニアになりやすいと言えます。
腰への負担が大きいため、少しずつダメージが蓄積されてしまうのです。
椎間板ヘルニアの原因は一概に言えませんが普段からのメンテナンスが大切であることは間違いありません。
まとめ
椎間板ヘルニアは放置しても3ヶ月程度炎症が治まり症状が緩和されることもあります。
しかし、だからといって放置しておくのはおすすめしません。根本的な原因がわからないと再発を繰り返したり、悪化してしまい手術なんてことにもなりかねません。
椎間板ヘルニアかなと思ったら早期に治療をするのが良いでしょう。
ちなみに当院でも腰椎椎間板ヘルニアの治療を行なっています。体のバランスを整えて、症状が出づらい体にしていきますよ。
お気軽にご相談ください。