この記事では椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法について紹介していきます。
紹介されている方法の中で1つでも実践すれば症状が緩和する可能性がありますよ。
ぜひ、ご覧ください。
椎間板ヘルニアの痛みはどうやって和らげる?日常でできる具体的な方法を3つ紹介します
椎間板ヘルニアの痛みを和らげるには以下の3つが有効です。
- 運動
- 食事
- 姿勢を正す
どれも病院に通わなくても自分でできるものばかりです。
ひとつずつ解説していきましょう。
運動
椎間板ヘルニアによって痛みやしびれが出ている状態になっていたとしても、運動を全くやらないのはいけません。
なぜなら、運動をしないと姿勢を維持するための筋力が低下したり、腰の筋肉が硬くなり余計に負担がかかってしまうからです。
反対に、筋肉がしっかりついていると腰への負担を軽減できるため症状の緩和につながりますよ。
椎間板ヘルニアを予防するための運動はウォーキングや水泳などがおすすめです。
重たいものを持ったり、体をひねったりする運動が痛みやしびれをひどくしてしまうこともあるため、注意が必要です。やってはいけないことはないですが症状の様子をみながら実施することをおすすめします。
椎間板ヘルニアに効く運動に関しては以下のブログに詳しく記載しています。
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椎間板ヘルニアを予防・改善するための運動!痛みや痺れに効く今日からできる方法も紹介
椎間板ヘルニアの症状を改善・予防するためには運動を行うのが効果的です。 しかし、「変な運動をしてしまうと悪化するかも…」と不安に思っている方もいることでしょう。 実際にその通りで、腰に負担がかかりすぎ ...
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食事
食事は椎間板ヘルニアの予防法の中でも軽視されがちな対策の一つ。
「食事と椎間板ヘルニアは関係ないでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、なにを食べるかによって症状が変化してくることも多いです。
なぜなら、背骨や椎間板、筋肉はもともと摂取した栄養素によって作られており、正しく栄養を摂らないとそれぞれの組織が弱くなってしまうからです。
実際にさまざまな論文で【栄養と痛み】について発表されており、無視できない状況になってきました。
- 普段から外食ばかりで栄養のバランスがとれていない
- インスタント系の食べ物やファーストフードが多い
このような方は普段からの食事を見直すことをおすすめします。
姿勢を正す
最後に姿勢について解説しましょう。
姿勢を正すことは椎間板ヘルニアの症状の予防に繋がります。
なぜなら、姿勢を正すことで腰への負担を減らせるから。
また、正しい姿勢は背中の筋力維持にもつながります。背中の筋力と「姿勢が前かがみになってしまう」状態の関係が深く、今のうちから対策をしなくてはいけません。
一日の中で短い時間でも構いませんので、姿勢を意識すると良いですよ。
ぜひ、やってみましょう。
椎間板ヘルニアに自覚症状はあるの?
椎間板ヘルニアの自覚症状が人によって様々であり、「これが椎間板ヘルニアの症状です」とはなかなか言うことができません。
しかし、ある程度特徴もあるので紹介していきましょう。
- 立っていると腰や足にしびれを感じる
- 前かがみになると辛く、痛むこともある
- 長い時間座るのがつらい
- しびれはないが、足の感覚が鈍い
もしも、このような症状が現れている場合、椎間板ヘルニアである可能性があります。
放置しておくて症状がとれづらくなってしまいますので、早めに病院を受診しましょう。
椎間板ヘルニアと坐骨神経痛ってどう違うの?
椎間板ヘルニアと坐骨神経痛を同じだと思っている方も多いですが、これらは似ているようで違います。
簡単に説明すると、
- 椎間板ヘルニア ⇒ 疾患の名前
- 坐骨神経痛 ⇒ 症状の名前
です。
足の捻挫を例にしてみます。
足の捻挫は状態を表す言葉であり、どのような症状を起こしているかの説明にはなっていません。症状も一緒に表すなら「足の捻挫によって痛みがでている」と言いますよね。
これと同じように「椎間板ヘルニアによって坐骨神経痛出ている」と表現します。
つまり坐骨神経痛は症状の名前であり、椎間板ヘルニアでなくても発生します。
腰椎すべり症や脊柱管狭窄、梨状筋症候群などでも坐骨神経痛を引き起こす可能性があるのです。
椎間板ヘルニアと坐骨神経痛は似ているようで、意味しているものが違うということを覚えておきましょう。
まとめ
もしもあなたが椎間板ヘルニアである場合、日常で改善できるところから見直していきましょう。
ここでも紹介したよう運動・食事・姿勢が大切ですよ。
悪化していくと日常生活を脅かす恐れのある疾患なので早めに対処していきましょう。