緊張性頭痛や片頭痛は一度起こってしまうとなかなか治らないことも多いです。
仕事中に起こってしまうと、痛みのせいで集中できない…なんてこともありますよね。
また、せっかく遊びにいっても全力で楽しめないこともしばしば。
そんなときにおすすめしたいのはツボへの刺激です。もちろん完全に治るわけではありませんが、もしかしたら少し症状が和らぐかもしれません。
そこでこの記事では、頭痛におすすめのツボを紹介していきます。ぜひご覧ください。
そもそもツボってなに?
ツボは正式名称を経穴(けいけつ)といいます。
東洋医学の中で生まれたものであり、人の体を治すためにとても重要視されています。
経穴と同じような言葉で経絡(けいらく)というものありますよ。経絡とは、人の体を流れる『気』の通り道のこと。
ツボは経絡の上に存在し、とくに気がたまっているところだと言われています。
その存在はWHOにも認められており、現在のところ361個ものツボがあると言われているんです。
ツボを刺激することによって気の流れが改善し、不調を整える作用をもたらします。
この治療法はいわば統計学の中で生まれました。
『ここを押したらこうなる』
『こっちを押したら変化はない』
など、一つ一つを試していったと言われています。
それが2000年という長い年月をかけて体系化され、今の形になったのですね。
頭痛解消におすすめのツボ
ここで以下のツボを紹介しています。
- 百会
- 風池
- 天柱
- 完骨
- 肩井
百会(ひゃくえ)
百会とは、頭のてっぺんにあるツボのこと。多くの経絡が交わるところと言われており、とても重要な場所として知られています。
頭の痛みでだけでなく、重だるさ、ボーっとする感じにも効果があると言われていますよ。
また、精神的にストレスによる不眠などもに活用されることがある多種多様な働きをもっているツボです。
風池(ふうち)
風池とは、首のつけねあたりに存在するツボです。西洋医学的にもコリがたまる場所なので、押すと気持ち良いですね。
風池の『風』は風邪を表しており、風邪によって起こる不調がたまる場所だともいわれています。
そのため頭痛だけでなく、風邪などの体調不良、首・肩こり・眼精疲労のケアにも活用されます。
天柱(てんちゅう)
こちらも首の後ろにあるツボです。
『柱』という文字は大黒柱など、重要という意味を表しています。
そのためこの天柱もツボの中で大切な意味を持ちます。
実際にここの部分は神経や血管が多く通っている場所なので、刺激すると様々なところの症状を和らげることはできるかもしれません。
より効果が期待できる症状は頭痛・肩こり・首こり・眼精疲労などです。
完骨(かんこつ)
完骨は首から頭にかけての血流改善を期待できるツボです。
耳の後ろにあるツボで押すととても気持ちよいところ。
血流が良くなると筋肉がほぐれ頭痛が解消するかもしれません。逆にガンガンと痛む片頭痛のときはやらないほうが良いでしょう。
肩井(けんせい)
肩井はちょうど肩こりを強く感じる部分でもあるので、思わず手が伸びてしまう方も多いでしょう。
ここは太い血管が走っている場所なので刺激することで様々な効果が期待できます。
頭痛だけでなく、肩こり・眼精疲労・歯の痛みに有効なこともありますよ。
まとめ
ここで紹介したツボがどれも有名なもの。
ツボが他にもたくさんありますが、まずはこの記事で紹介したものを刺激してみましょう。
また、頭痛のケアはツボを押すだけでなくストレッチや食事制限なども有効です。
当院ではそれらも含めて頭痛に特化した施術を行っております。
お困りの方はぜひご相談ください。