今まで膝の痛みがなかったのに、今朝起きたら急に膝が痛い…これってもしかして関節リウマチ?
こんな風に不安に思っていませんか?
関節リウマチは関節の病気であり、様々な部位に痛みを引き起こします。もちろん膝も例外ではありません。
では、どのような痛みが関節リウマチなのでしょうか?
この記事では関節リウマチの症状の特徴だけでなく、変形性膝関節症との違いについても解説していきます。
「もしかして関節リウマチかも…」と不安に思っている方はぜひご覧ください。
関節リウマチの症状
関節リウマチで特徴的な症状は以下の3つです。
- 朝のこわばり
- 関節の痛みや腫れ
上記2つは関節リウマチの早期に現れやすいもので、この症状をきっかけに発症に気が付くこともあります。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
朝のこわばり
朝のこわばりは関節リウマチの代表的な症状です。
具体的にどのような症状かというと、
- 朝起きて30分以上続く手のこわばり
- パジャマのボタンが外しにくい
- 家の鍵が空けにくい
- ドアノブが回しにくい
- お箸が上手に使えない
といったことが起こります。
朝起きてからの30分以内が最も症状が出やすく、日中が落ち着く傾向にあります。そのため、朝の身支度などで初期症状に気が付きやすいと言えるでしょう。
関節の痛みや腫れ
関節リウマチで症状がでやすい関節は、
- 指
- 足
- 膝
- 肘
です。
関節リウマチの関節症状は小さな関節から大きな関節へと症状が進んでいく傾向があります。
つまり、手の指などから始まり、症状が進むにつれ膝などに進行してきます。また、左右対称と症状で出現するのも特徴です。
初期症状としては、《痛み》や《動かしにくい》《こわばる》といった症状。
これらの症状が出現しているか?左右対称にでているか?などをチェックしてみましょう。
関節リウマチと変形性膝関節症の違い
関節リウマチと変形性膝関節症にはいくつかの違いがあります。
関節リウマチの場合、
- 膝の痛み+手や指の痛み、腫れ
- 安静にしていても痛い
- 朝の30分以内が特にこわばる
などの特徴があります。
一方、変形性膝関節症の場合、
- 膝の痛みのみ
- 歩き始め、立ち上がりが痛む
- 膝のこわばりが起こることもあるが、時間帯は関係ない
です。
並べてみるとわかりやすい症状の違いがありますよね。しかし、実際には一般的な症状の出方に当てはあらないケースもあります。
そのため、自己判断せずに病院を受診するのがおすすめです。
関節リウマチ?と疑問に思ったらどこを受診すれば良い?
関節リウマチが心配になったらリウマチ科がある病院・クリニックを受診しましょう。
専門的な知識を持った医師がしっかり検索してくれますよ。
もしも、近くにリウマチ科がなかった場合は整形外科もしくは内科に行くことをおすすめします。関節リウマチの治療経験が豊富な可能性もあるためです。
まとめ
関節リウマチは膝の痛みを引き起こしますが、変形性膝関節症とは少し違った特徴を持っています。
- 左右対称にでる
- 指などの同時に痛むことがある
などです。
これらの症状が出ていないかをしっかり確認してみましょう。
関節リウマチの場合、早期治療が大切になってきます。放置せずにまずは受診をしてみましょう。