更年期障害

更年期に起こるイライラの原因・理由は?体に起こる変化と今日からできる3つの対策

更年期になるとイライラするようになったという声をよく耳にします。

これは決して性格のせいではなく、体調の変化によって起こっているものであるため、改善できることも多いです。

この記事では更年期におけるイライラの原因や対策について解説していきます。

ぜひ、ご覧ください。

そもそも更年期とは

更年期とは、女性の生理が終わる時期(閉経)の前後5年ほどのことを言います。

生理が終わるタイミングは個人差が大きいですが、おおよそ45〜55歳ごろの年齢が更年期にあたります。

更年期には女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことが原因となり、さまざまな不調が現れることが多いです。

しかし、その症状の程度も日常生活になんら支障がないレベルから、仕事や私生活に多大な影響を与えてしまうようなレベルまで様々あります。

その中でも、イライラが更年期に起こる代表的な症状であり多くの女性が経験すると言われています。

では、なぜ更年期にイライラが起こってしまうのでしょうか?

更年期でイライラしてしまう原因・理由は?

更年期にイライラが起こる原因は更年期障害であることが多いです。

更年期障害とは、女性ホルモンのバランスが崩れ様々な不調が出現してしまう疾患のことを言います。

女性ホルモンは体のあらゆる機能に影響を与えており、精神的な安定にも一役買っています。

具体的に解説すると

  1. 更年期障害になってしまう
  2. 女性ホルモンの分泌が低下する
  3. 女性ホルモンの低下によって、セロトニンも減少してしまう
  4. セロトニンは心を安定させるホルモンであるため、減少することによりイライラしてしまう

と、現象が起こってしまうのです。

また、家庭や仕事のストレスによって自律神経が乱れてしまうこともイライラを強くしてしまう要因のひとつ。

まとめると、更年期障害による影響と自律神経の乱れが重なり、イライラを起こしてしまうことが多いということです。

更年期のイライラを軽減する3つの対策

ここからは更年期に起こるイライラを軽減する3つの対策について解説していきます。

  • しっかり睡眠を取る
  • 食事バランスに気をつける
  • 適度な運動を行う

詳しく見ていきましょう。

しっかり睡眠を取る

睡眠は自律神経が安定させるために大切な行為です。

そのため、しっかり睡眠をとることはイライラを軽減させる効果が期待できます。

反対に睡眠不足が続いてしまうと体に疲労が蓄積し、自律神経は大きく乱れてしまいます。

理想的な睡眠時間が6〜8時間。

できることなら夜12時までに眠りに入り、良質な睡眠を確保したいところです。

忙しい毎日が続く方も多いですが、健康な日々を過ごすために睡眠時間を意識していきましょう。

食事バランスに気をつける

食事は更年期障害に大きく影響を与えます。

例えば、女性ホルモンはタンパク質からできています。そのため、毎日の食事でタンパク質が不足している場合、女性ホルモンがしっかりと作られず更年期障害の症状は強く出てしまうかもしれません。

また、砂糖を多くとっていても症状が悪化することがあります。

ジュースやスイーツ、お菓子などをよく食べる方は血糖値が乱高下することが多く、その際にイライラが強く出てしまうことがあるのです。

そのため、更年期障害が要因となっているイライラを改善するにはタンパク質をよく食べて、甘いものを控える必要があります。

適度な運動を行う

適度な運動はストレス解消によく、更年期におけるイライラを抑えてくれます。

また、運動は睡眠の質をあげる効果があったり、自律神経を整える作用も期待できるため非常におすすめです。

運動不足になってしまっている方は、ウォーキングなどでも良いので運動を始めると良いでしょう。

まとめ

更年期におけるイライラの原因は女性ホルモンの分泌低下や自律神経の乱れによって起こっていることが多いです。

睡眠や食事、運動によってイライラを軽減することも可能であり、決して諦める必要がありません。

セルフケアを継続していけば、少しずつ体が変化していきますのでぜひ試してみて下さい。

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