膝は歩く時と要になる関節であるため、痛みがあると日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。
その中で特に多いのが膝の内側の痛みです。
この記事では膝の内側で起こる痛みについて詳しく解説していきます。膝の痛みでお困りの方はぜひご覧ください。
内側の膝の痛みの原因
膝の内側で起こる痛みでは以下の3つが代表的です。
- 変形性膝関節症
- 鵞足炎
- 靭帯損傷
ひとつずつ解説していきます。
変形性膝関節症
変形性膝関節症とは、その名の通り膝が変形してしまう疾患です。
一般的に50歳以降の女性に多く、年齢を重ねるごとに少しずつ痛みが強くなっていきます。
最初はこわばった感じから始まり、徐々に正座、しゃがみ込み、階段昇降などが難しくなってきます。
変形性膝関節症の原因は軟骨のすり減り。年齢とともにクッションの役割をしている軟骨がすり減ってしまい、関節同士がぶつかることで痛みが出てしまのです。
変形性膝関節症が重度になると見た目にもわかるようになり、腫れやO脚といった現象が起こります。
女性に多い原因は諸説ありますが、男性と比較して筋力が少ないことや骨盤の広さが影響しているのではないかを言われています。
鵞足炎
鵞足炎はスポーツ選手に比較的多い膝の疾患です。
膝の内側には鵞足といって、複数の腱が集まっている部分があります。スポーツなどで膝を繰り返し使うことで、この鵞足で摩擦が発生し、炎症してしまうことが原因と言われています。
症状は痛みや腫れ。膝の内側やや後方で起こるのが特徴です。
よく走る競技を行っている方で膝の内側が痛む場合、鵞足炎を疑ったほうが良いでしょう。
鵞足炎による痛みをかばうために身体バランスが崩れ、他の関節にも悪影響が起こってしまうこともあるためしっかりとしたケアが必要です。
靭帯損傷
靭帯が損傷してしまうと膝の痛みが起こります。
基本的には膝をひねったり、ぶつけたりした際に靭帯が損傷することがほとんど。そのため、基本的には外傷でない限り靭帯損傷の可能性が否定されます。
もしも、捻ったりしたあとに膝の内側が痛むようなら靭帯損傷の可能性を考えましょう。
膝が痛むときはどこに行けば良い?
膝の痛みを診てくれる施設は整形外科、整骨院、整体院が代表的です。
この中で最も検査機器が充実しているのは整形外科。レントゲンやMRIなどを完備している整形外科を受診すれば、痛みの原因は正確にわかるでしょう。
しかし、『整形外科に行ったけど薬や注射といった対症療法しかしれくれない』というケースも多く、もしもそうなら別に施設を探したほうが良いかもしれません。
ちなみに整骨院や整体院でも膝の疾患を見ることができますよ。当院でも膝の痛みに対し、力を入れて施術しているためお困りの方はぜひご相談ください。
まとめ
膝の内側の痛みで代表的なのは、
- 変形性膝関節症
- 鵞足炎
- 靭帯損傷
です。
年齢を重ねて痛みが起こるようなら変形性膝関節症、スポーツを起こって痛むなら鵞足炎、ケガが原因なら靭帯損傷の可能性がありますよ。
中にはなぜ膝が痛むのかわからないケースもありますので、そのような場合は整形外科や整骨院などに相談してみましょう。
膝は歩くときに要となる関節です。
できるだけ早い段階でケアをして方が良いですよ。