整骨院の保険適応について知っておくべきこと4選

整骨院に行こうか迷っているとき、保険適応に関する不安を感じたことはありませんか?

どんな症状なら保険が適応されるのか、その症状の範囲や具体的な自己負担額はどのくらいになるのか?

などなど疑問に思うことは多いかと思います。

この記事では整骨院の保険適応に関する基礎知識から、どのように治療が受けられるのか実際の利用の流れまでをまとめてご提供します。

なぜ整骨院では保険適応できるの?

保険適応とは、国の健康保険を用いて治療費の一部を負担してもらえる制度のことを指します

しかし、すべての治療院が保険適用になるわけではありません。整骨院と似た様な施設で整体院がありますが、整体院は保険適応外の施設です。

一方で整骨院は条件によって保険適応が可能になります。

その理由としては整骨院を運営する者が国家資格である柔道整復師を取得しており、医療類似行為に該当するからです。

そのため全額自費の整体院で施術を受けた場合と比べて、整骨院は費用を抑えて通うことが可能です。

整骨院の保険適応を満たす条件とは?

整骨院で保険適応となるためには、特定の条件を満たす必要があります。

その条件は「負傷原因が急性または亜急性(急性に準ずる)の外傷性の負傷」だけとなっています。

具体的な症状としては、骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れです。

上記の症状の場合のみ保険適応になります。

医師の同意が必要なケース

骨折、脱臼の施術に関しては、緊急の場合を除いて医師の同意が必要になります。

これは柔道整復師はレントゲンでの検査が出来ないので、必ず医師の診察を受ける必要があるためです。

その他の急性の打撲、捻挫、肉離れについては医師の同意なしで受けられますが、3ヶ月以上の長期の施術になったり、

1度に4部位以上の施術の場合は、書面で理由を提出する決まりがあります。

保険適応にならないケース

肩や首の凝り、疲労感、腰痛、体の節々の痛みの緩和目的の施術は保険の適応外になります。

また同じ負傷の治療を保険医療機関(病院・診療所)で行っている場合も保険適応外となりますのでご注意ください。

保険適応時の支払い方法と自己負担額は?

保険適応して整骨院で治療を受けると、窓口で支払うのは料金の一部だけです。

それ以外の料金は、各保険会社から後日整骨院に支払われるという仕組みになっています。

利用する整骨院の柔道整復師が利用者に代わって保険請求を行いますので施術を受ける場合には必要書類へのサインを記入してもらう必要があります。

自己負担額は基本的に3割負担ですが、利用者の年齢や所得によって1割や2割の負担の場合もあります。

目安としては初診料は1,500円〜2,000円、2回目は700〜900円、3回目以降は400〜600円ほどで施術を受けられます。

ただし施術する部位が増えると、その分料金も増える仕組みになっていますのでご注意下さい。

保険適応で整骨院を利用する具体的な手順は?

実際に利用する場合の手順を簡単に解説します。

事前予約

初めて整骨院を利用する場合、まずは予約を電話やLINEで取りましょう。

その際に簡単な状況を聞かれる場合もありますので、保険適応したい旨を伝えておくとよりスムーズに進めることができます。

受診当日

受診当日は保険証を必ず持参していきましょう。

もし忘れた場合は当日は全額自己負担になり、後日保険証を持参した際に差額を返金してもらうなどの対応になります。

初診では現在の症状や健康状態、受傷してからこれまでの変化、過去の病気や怪我の有無などを詳しく聞かれます。

紙に簡単にメモしておくと受け答えしやすく伝え忘れもなくなるのでおすすめです。

施術後

施術後は今後の治療計画や通院頻度などを確認しましょう。

専門家任せにするのではなく、しっかりとコミュニケーションを取って治療を進めていくことが重要です。

まとめ

今回は整骨院の保険適応についてぜひ知っておいてもらいたいポイントを4つに絞ってお伝えしました。

保険適応に関して正しく理解することで、賢く整骨院を利用することができる様になります。

症状をきちんと治療するためにも、ぜひ理解しておいてくださいね。

保険適応について実際にわからないことがあれば整骨院のスタッフに確認したり、以下のサイトで詳細な情報や治療法を知ることができます。

ご活用ください。

【参考サイト】

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